火災保険の基礎知識
台風12号(大雨・暴風)災害への対策や備えについて|2018年7月27日公開記事
こんにちは。東京都立川市に本社を置く、株式会社アイ・エフ・クリエイトのコンサルタントです。
2018年7月27日、11時現在、台風12号が本州に接近中です。リスクマネジメントのプロである私たちから、本記事をご覧の皆様へ今からでもできる台風への備えをお伝えできればと考え、記事を書いております。
決して難しい対応策ではないので、ご覧くださった皆様の安全のためにもご参考いただけますと幸いです。
ハザードマップを一度確認しておきましょう
地方自治体が防災マップやハザードマップを作成し、ホームページに公開しています。お住まいの地域にどのようなリスクが潜在しているのかを現時点で知っておくことが大切です。
・防災ハザードマップ
・洪水ハザードマップ
・浸水ひなん地図(内水ハザードマップ)
・津波避難マップ
・洪水ハザードマップ
気象庁や地方自治体など災害情報の収集方法を確認しておきましょう
情報にすぐにアクセスできる状態にしておくことや、家族やグループ、コミュニティ内で情報共有しておくことも大切です。「○○時には雨が強くなるみたいだよ!」などLINEやグループウェアを利用し、発信するのも有効です。受け手からすると自分で気象などの情報にアクセスするより、メッセージをもらった方が結果的にその情報へのアクセスは早くなることが多いはずです。
非常持ち出し品を用意しておきましょう
いざ避難、となってから必要なものをピックアップするよりも、当然事前に準備しておく方が良いです。準備しておいて使わなかったとしても、後悔しませんよね!今のうちに一纏めにしておきましょう。
・貴重品(厳禁、通帳、印鑑、保険証など)
・3日分程度の非常食(カンパンや缶詰、ミネラルウォーターなど)
・医薬品
・衣類(上着、下着、タオルなど)
・連絡メモ、油性ペン
・懐中電灯
・予備バッテリー
・マスク
・トイレットペーパー、新聞紙、除菌ティッシュ
・アルミホイル、ラップ
お住まいに関する今できる備え
・ベランダやバルコニーの排水溝を掃除しておきましょう。ゴミや枯葉などがつまり、そこから水があふれ出てくると大変です。
・ベランダやバルコニーのサンダルやスリッパ、プランターなどは屋内へ。強風により飛ばされたり、排水溝に詰まってしまったりすると危険です。
・洗濯物は早めに取り込みましょう。気温が高く洗濯もしやすいシーズンですが、早めの取り込みを。
・建物周りで風に飛ばされそうなものは片付けましょう。飛んでなくなってしまったり、人に怪我をさせてしまうと大変です。
・ベランダやバルコニーのサッシなど、戸締りをちゃんとしておきましょう。うっかり開けたままの窓などがあるとそこから雨が入り後々厄介です。
しっかりと備え、ご自身が持つ補償も理解しておきましょう
上記、ご確認の上、備えておいてください。皆様のお住まいの地域に台風が上陸しないことが一番ですが、万が一に対策を講じておきましょう。また、皆さまが既に持っている補償も把握しておくには良いタイミングかもしれません。火災保険の保険証券や設計書も目を通しておくと不安が少し解消されるかもしれません。住宅等の被害に関し、保険会社への連絡先を確認しておくことも大切です。
何事もなく、皆様の日常が保たれます様、お伝えすべき情報があれば追記してまいります。
この記事を書いた人
久保勝裕(株式会社アイ・エフ・クリエイト 保険コンサルタント)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)